高待遇の施設「介護老人保健施設」の特徴を知ろう

働くなら待遇が良い職場
介護老人保健施設の特徴

介護老人保健施設の特徴

介護老人保健施設は、介護が必要が高齢者の自立支援を目的とした施設です。そのため、食事や入浴、排せつといった日常生活の介助よりもリハビリや栄養管理など1人1人の状態や目標に合わせた介護ケアを提供しています。

介護老人保健施設とは

介護老人保健施設では介護を必要とする高齢者の自立に向けて、リハビリや栄養管理などさまざまな支援を行っています。1人1人状態や目的が違うため、画一的な介護ケアは提供していません。そのため、介護というよりは医療的なケアの要素が強く、介護職員だけでなく医師や看護師など専門のスタッフも在籍しているため夜間も安心です。介護老人保健施設に入所しているのは入院の必要がなく病状が安定している要介護1~5までの人ですが、在宅復帰を第一の目標としているため入所期間は限られています。3ヶ月ごとに退所か継続かの判定が行われており、退所可能という判断が下されたら退所しなければなりません。

特徴と福利厚生

特別養護老人ホームと同じように「従来型」と「ユニット型」がありますが、夜勤時は従来型は利用者40名に対して職員が1人、ユニット型は2ユニットに対して職員が1名つきます。また、介護老人保健施設は在宅復帰を目的にリハビリを行う施設なため医師と看護師が常駐しており、看護職員よりも看護師の方が人数が多いところもあります。「自分のことは自分で」という気持ちで入所している人も多いため、介護職員の身体的負担は特別養護老人ホームほど重くありません。
また、要介護1~5までの人が利用できますが、介助よりもリハビリに特化しているため要介護3~3.5くらいの比較的介護度が低い人が多く在籍しています。そのため、看取り介護もほとんどなく精神的な負担も少なめです。
平均給料は22万7,000円と介護業界では高めの金額ですが、これは医療と介護の両面を持っているからこその金額です。介護施設の収入は介護保険から単位制で介護報酬として支払われています。単位には基本単位と加算分がありますが、老人保健施設はこの加算部分を取りやすいため、他の施設よりも多くの単位を稼ぐことができ、その結果、職員の給料も高めになります。基本給だけでなく、ボーナスなどの福利厚生も手厚く夜勤手当も高めなため、介護老人保健施設は介護業界の中では比較的高い給料が得られるのです。
他の介護施設に比べて医療的な処置を目にする機会も多いため、視線と医療知識を習得することもできます。また、入所期間が決まっているため他の施設に比べて入隊所の回転率が高めです。そのため、より多くの症例を目にしたり介護技術を磨いたりすることができるため、介護職員として大きくステップアップすることができます。

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どんな施設が「待遇が良い施設」なのか

どんな施設が介護職員にとって働きやすい高待遇の施設なのでしょうか。ここでは高待遇の施設の基準と高い給料が期待できる施設を紹介していきます。また、高待遇の施設は教育や研修に力を入れているところも多く、キャリアアップを考えている人も働きやすい環境が整えられています。

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